今回もまた、日本旅行に詳しいジャッキー君とともに、熱海への旅行についてお話したいと思います。熱海は東京から新幹線を使えば36分から45分。私の住む横浜からだと約20分ぐらいで行ける温泉地です。時間とお金に余裕があれば熱海の温泉で2,3日ゆっくりしておいしい海の幸(うみのさち:海鮮料理)をたくさん食べて、昼は熱海の街をぶらぶら歩いて、若い頃によく通っていたイタリアンレストランサンマリノにも行ってみたい、そして絶品のマルゲリータを食べてみたいです。あの頃、ピザはプレーンのピザが一番おいしいし、上質のピザはオリーブオイルが違うから絶対に太らないと教えてもらったものでした。さてそれでは ジャッキー君のお話を聞いてみましょう。
J:熱海は 坂があって 海が見える。 日本のバブル経済後、復活した場所です。 でも本当の目的は河津桜(かわづざくら)を見るためでした。河津桜(かわずざくら)は、他の桜の名所と比べると そんなに混んでいなくて 快適でした。東京から1時間半ぐらいしかかからないので交通も便利です。
ゆ:え?ジャッキー君は河津に行ったの? それじゃ、踊子号に乗ったの? なかなか予約が取れないと聞きましたが。
J: 踊り子号には乗っていません。 新幹線で 行きました。

ゆ:え? 河津桜を見るなら河津でしょう? 河津までは踊子号じゃなくて?
J: 河津桜は 冬桜と呼ばれる 早咲きの桜なんですが、 私は 河津には行っていないんです。 熱海で 見られるんですよ。4
ゆ:ええ、熱海でも河津桜が見られるんですか、こんなに近くに住んでいるのに全く知りませんでした。コロナが終わったら是非、熱海に2泊ぐらいして河津桜を見てみたいですね。ちなみにその場所は熱海駅から近いんですか?
J: はい、熱海駅から歩いて 20分ぐらいしかかかりません。5
ゆ:え、それは最高ですね。 熱海の駅前をずっと歩きながら行ったんですか?
J: はい、そうです。熱海駅前の 平和通り商店街を 通っていきますのでおいしいものも食べられて、20分の散歩は 退屈ではない ですよ 6


ゆ:熱海の駅前の商店街はとても楽しいですよね。だんだん 海に向かって 坂を 降りて行く感じ・・

J: はい、鎌倉と似ているけど、人は鎌倉より少ないし、 ガイドブックでは 鎌倉を お勧めしてるけど 私は 熱海を お勧めします

ゆ:確かに、鎌倉はいつも混んでいるし、ガイドブックに載っているところは そんなにいい所がないと思います


さて、ホームページにジャッキー君が撮ってくれた河津桜の写真と熱海の街の写真を載せています。興味がある人は見てくださいね。
最初にジャッキー君が話してくれたように、東京や横浜から近いことから熱海はバブル期に全盛期になり、熱海に別荘や海の見える温泉付きのマンションを購入する人が大変多かったんです。若い人は日本のバブル期を知らないと思いますが、当時若かった私は夜のお店でアルバイトをしていましたが、(といっても風俗ではありませんよ、ドレスを着てお金持ちのお客様のお話相手をするお仕事で)当時、3時間で8千円。そしてそのあとお客様は必ず女の子を何人も連れて次の店へ移動します。移動はタクシーですが、歩いて5,6分の所でも絶対に歩かないでタクシーでした。
そして、そのお店で1時間ぐらい踊ったりお酒を飲んでいたりすれば、「はい、これで帰りなさい、みんな手を出して」と女の子1人1人に1万円ずつタクシー代をくれる・・というそんなお金持ちの人ばかりがお客様でした。噂によると芸能人の人でも夜飲んだ後にタクシーが捕まらないので、1万円札を10枚ぐらい持ってそれで手を挙げて、タクシーを止めていたそうです。 そんなバカ騒ぎをしていた時代はバブル崩壊とともにあっという間に消え去り、熱海に別荘を買っていた人たちも売りに出し、宴会のためにわざわざ熱海へ行く人も居なくなり、一時はほんとうに廃れていました。
それを救ったのが、照明デザイナーの石井幹子先生です。熱海のビーチを幻想的な照明でライトアップし、熱海に今度は若い人たちを呼び込みました。 この石井幹子先生が手掛けたライトアップは東京タワー、六本木ヒルズをはじめとし、姫路、倉敷、函館、北九州、などなど、すべて美しい作品ばかりです。
さて、ジャッキー君の話に戻りましょう。
ゆ:熱海の他のお勧めポイントはなんですか?
j:せっかく熱海に行ったら、東海道線で 1駅戻って 湯河原は どうでしょう?
ゆ:湯河原には何がありますか?
j:足湯ではなく、手湯があります。 私もびっくりしました
それに湯河原にはいい温泉があり、西村京太郎記念館もありますよ
ゆ:トラベルミステリーの西村京太郎?



j:そうです。 中国語では さいむらと 言います。記念館で、西村京太郎さんが 湯河原に住んだ理由が書いてありました
ゆ:湯河原はね今でも人気があるんですよ。芸能人の別荘も多い、つまり静かで住みやすいということなんです。都会の生活に疲れてちょっと温泉に入ってゆっくりするには、そんなに遠くないし海も山にも囲まれていて、新鮮なお魚は食べられるし、本当にいいところで私も大好きなところです。
このコロナに打ち勝ち、ワクチンを打っても死なずに生き残れたら、是非、湯河原の温泉に行ってゆっくりしたいです。コロナは私達にいろんなことを教えてくれました。 普段、仲良くしている人でも、生きるか死ぬかのこのコロナ禍において全く価値観が違っていたり、まるでロシアンルーレットのように、誰が死ぬのかわからない状態で、自分だけは死なないだろうとか、自分はコロナにかかっても重症化しないと楽観的に考えられる人が多いことが、慎重派の私にとっては信じられないです。だって、たくさんの映画を見ていると、世の中に起こりえないことはないし、やはり生き残れるのは頑張って慎重に生きた人だけです。コロナはきっと終息します。それまで皆さんもできるだけ慎重に気を付けて暮らしてくださいね。