自動詞と他動詞とは?
他動詞(たどうし)
〈「を」+動詞〉の形になる動詞 目的語+を の形になる
例えば
電気を点ける、 コーヒーにミルクを入れる、 焼きもちを焼く、 恋人を見つける
毎月の貯金額を増やす、服を汚す、木を倒す、 家を壊す、車を直す、病気を治す
ビールを冷やす、本を返す、など、 返すという動詞に対して何を? と説明するのが他動詞ですが・・・
ですが・・私はあえて自動詞・他動詞の分類は覚えなくてもいいと常に生徒さんに言っています。JLPTの試験では、これは他動詞ですか?自動詞ですか? という問題は出ないし、実際の会話においても、日本人は自他動詞を使う時これは・・自動詞だから 「を」は要らないとか、他動詞だから 「を」をつけなくちゃ・・とは思っていません。どの言語を学習する時にも言えることですが、最低限の文法の学習は必要ですが、会話をもっと習得したい、つまりペラペラになりたい場合は、ただどんどん正しい日本語を自分の耳に入れてそれを今度は口に出してみることです。
これにはね、一つだけ重要なコツがあります。それは、あなたの文章にして覚えることです。教科書に書いてあることを100回言って覚えるより、私のレッスンで勉強したことを、今度はあなたの表現として覚えることです。そうするとイメージしやすくなり、本当の意味で日本語ペラペラの道へと進めることになります。
能書きはこの辺にして、実践練習に移りましょう。
私は、今日の最初に話した他動詞について、もっと長い文章を作って見ますね。皆さんイメージできたらそのまま覚えてください。そうじゃなければ、自分の文章を作ってそれを暗記してください。
行くよ!
電気を点ける→ 私は、夕方5時ごろ電気を点けます。今は暑いですが、エアコンはちょっとだけ点けて5分ぐらいですぐに消してしまいます。 (エアコンを点ける、点けて/ 消す/ 消して)私は冷房に弱いんです。でも、日本の蒸し暑い気候にも弱いので、年々暑くなるこの異常気象にまじで北海道の釧路への夏場の移住を考えています。
どうでしょう? 電気を点けるという他動詞からたくさんの表現を作ってみましたが、皆さんイメージできましたでしょうか?イメージしにくかった人は、~を点けるが一番イメージしやすいか考えて、例えばテレビを点けるでもいいし、扇風機を点けるでもいいので、あなたの一番イメージしやすい物を点けるという文章をまず作り、次に私がしたように色々な表現を加えて長い文章にしてみてください。 出来た人は教えてね。
さて、次も上級の生徒さんでもよく間違える自他動詞、服を汚す です。
服を汚す、いくよ!
私の娘はまだ1歳だからいつもご飯を食べる時に服を汚します。汚れたら洗濯すればいいんだけど、例えばカレーの汁とか、ケチャップのシミとか、醤油のシミとか、一旦服に付いてしまうとなかなか取れない汚れがあるので、困ります。だから、娘の食事の時は、よだれかけを必ず付けさせてから、食事をさせるようにしています。
ケチャップはオムライスに使ったり、フライドポテト(french fry)につけて食べたり、ホットドックに付けて食べたりします。子供はケチャップが大好きです。さて皆さん、服を汚す、イメージできましたか? できなければ、皆さんにとって何を汚すとイメージしやすいかまず考えてくださいね。それから、文章を膨らませていきましょう。
それから、汚すという漢字は実はい形容詞の汚いと同じ漢字です。皆さんは、汚いでこの漢字を覚えている人が多いんです。 なので、汚すや汚れるを見た時に、きたな-す と読んでしまう人が多いので気を付けましょう。
さて、それでは、最後に最近の水害で、木が倒れた、家が壊れたニュースについて文章を作ってみましょう。今年2021年は、台風や熱帯低気圧での水害の被害が多いのです。そのせいでたくさんの木が倒れたり、その木が倒れて道路が使えなくなったり、また残念なことに家が壊れてしまったりした人がたくさんいました。ですが、これは、今年に限ったことではありません。地球温暖化の影響だけの理由ではないのかもしれないけれど、実は、こういう天変地異(てんぺんちい)が続いていたり、コロナのような伝染病が流行(はや)ってたくさんの人が死んでしまう・・・というのは、なんだか世紀末に近づいているようで少し怖くもあります。世紀末(せいきまつ)というのは、本来は21世紀の終わりとか、20世紀末といえば20世紀の終わりつまり、西暦2000年を指しますが、日本では、世紀末が近づいているというとこの世が終わるんじゃないか・・つまり地球全体が終わって全員が死んでしまうんではないかというような意味になります。
今日は自動詞・他動詞は少ししか教えられなかったけど、また第3弾、4弾となるべく早くアップしていきますね。それでは皆さん、気を付けて。みんなでコロナに勝って生き延びましょう。

まずは 英語の ”OPEN” の意味を表す日本語について勉強してみましょう。
基本形(辞書形)
開く(あく)
開ける(あける)
開く(ひらく)
つまり ”開” という漢字に ”ける”という送り仮名がつくときは 開ける(あける)と読みます。
次に 開く(あく)と 開く(ひらく)はどちらも送り仮名が ”く” ですので、どうやって見分けるのか?
それは、前に来る助詞で判断します。
~を開く(ひらく)
例: 本を開く / 心を開く /
~が開く (あく)
例: ドアが開いて、ボスが入って来た。
ちなみに、 開けるの前に来る助詞も ~を開ける に なります。
例: 目を開ける / 鍵を開ける /
入る / 入れる
コーヒーに砂糖を (******)。
実家から届いた箱には、母の手作りの服が( ***)。← 状態を表す言葉
お気に入りの入浴剤を( *** て)、毎日お風呂に (******)。
私も仲間に(*****て)!
大学に(*****る)と、先輩の勧めるサークルに無理やり(***** た)。← 使役受け身形を使って下さい
カレーを作るなら、隠し味にお味噌を少し(****たら)おいしくなりますよ。
お客様へ: 只今工事中のためこちらのドアからは(お **** せん)。お手数ですが、反対側の入り口をご利用頂きますようお願い申し上げます。