空手などの武道における 初段(しょだん)と 一段(いちだん)について 考えてみましょう
空手道の段級位制や色帯制は、講道館柔道を参考にして導入された。段位は大正13年(1924年)に船越義珍が発行したのが、空手道史上、初めてと言われている[61]。
帯はまず黒帯、白帯が導入された。黒帯は有段者、白帯は入門者の帯である。黒帯と白帯の中間(1 – 3級)には、多くの流派で茶帯を設けている。さらに、茶帯の下に、当初子供用に色帯が導入され、今日では一般化している。伝統派空手の場合、段位については全日本空手道連盟が「公認段位」として認定している。一方で、フルコンタクト空手の場合、統括組織が確立していないため、各会派・団体の名義で段位を認定している。
称号は、大日本武徳会が授与するものであったが、降伏後、占領していた連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)の命令によって解散させられると、その後は流派、会派ごとによって、独自に授与するようになった。称号には、範士、教士(達士)、錬士があるが、称号を授与しない流派も中には存在する。
初段の初(しょ)は、初めて(はじめて= first time )の 意味です。
漢字のなりたちは服を作るときは、初めに刀で切ることからこの文字ができました。