JLPT N2の文法に ~まい がありますが、意味と使い方を説明しましょう。
① 空を見て、今日は雨は降るまいと思い傘を持たずに来たが、午後から大雨になってしまった。
この”まい” は 多分降らないだろう という 否定の推量(ひていのすいりょう)の意味ですね。
否定=negative, 推量=guess
ですので、空を見て guess したら、多分 今日は雨は降らない(negative)だろう と 思った。
これが、空を見て、今日は雨は降るまいと思い・・の 意味です。
同じように、否定の推量の例文は
② ろくに勉強しなかったので試験には受かるまいと思ったが、運がよかったのか合格できてとても驚いた。
③ 私に甘い母のことだから多少のことでは怒るまいと思ったが、先日些細なことで怒らせてしまった。
④ 世界平和を望む人は多いが、この地球から戦争は無くなるまい。
次の ”まい”の 使い方は、否定の意思
⑤ 悲しい映画を見ても、人前では絶対に泣くまいと思ったが、ペットが死ぬ映画だったので涙がこぼれてしまった。
この”まい”は 泣かないつもりだ という 否定の意思(ひていのいし)の意味ですね。
否定=negative 意思= decision, will
⑥ 体に悪いので、もうたばこは吸うまい。
⑦ 飲酒運転で事故を起こしたので、もう酒は飲むまい。