最近は、深夜番組が面白い! TverやHuluなどのサブスクのおかげで、深夜に起きていなくても
見ることができるようになって、ヘビーテレビウォッチャーの私としては大変助かっている。
「午前0時の森」は、日本テレビ系列で2022年(令和4年)4月11日から月曜日及び火曜日の深夜、
放送されているバラエティ番組であるが、私は火曜日の深夜の若林くんと水卜ちゃんの番組が気に入っている。
二人とも華やかな芸能界に居ながら、外見とは違い、実はちょっとだけコミュ障らしい。若林くんは、アメトーークで
一番最初に出てきたのは、「人見知り芸人」(2009年11月19日放送)で、当時の出演者がなんと
オードリー若林&有吉弘行&
インパルス板倉&フッドボール岩尾&
バカリズム&ライセンス藤原&
NON STYLE石田&U字工事・益子(敬称略)
今や飛ぶ鳥を落とすどころか殺してしまうほどの勢いがある有吉さんやバカリズムさん、そしてセンスの塊のノンスタ石田さんまで
出演していたなんて信じられない。オードリー若林くんは今でこそたくさんMCをやっていて、「できる方」として
認識されているけど、最初は「ピンクベスト胸張りでトゥーースしか言わない」(若林君評:あちこちオードリーにて)春日さんが人気で、
若林君としては目立たない「じゃない方芸人」の扱いだった。有吉さんは、すでに2007年のアメトーークおしゃくそ事変でブレイクしていたんだけど
本人的には、人見知りという芸人としては致命的な部分を抱えていたと発言していた。若林くんは、知らない人と二人になると、ちょっとだけ会話するのが苦手で、よくテーブルの上にある瓶の裏の文字を読み込むという裏技でその場をやりすごしていたらしい(本人評)
水卜ちゃんは、人気アナウンサーとして殿堂入りするほどそのかわいらしさと飾らない性格、よく食べよく笑う、かつアナウンサーとしてもすばらしいといういわばパーフェクトヒューマンで、この元々好きな二人がゆる~い感じでトークを繰り広げる「午前0時の森」を気に入ってよく見ていた。
それが、2023年夏、「おかえり こっち側の集い」というトークテーマで、なんと、職業王子様といっても過言ではない高橋海人くん降臨!!
あっち側、こっち側というのは、誰が言い出したのか定かではないが、あっち側は人見知りではなく社交的で誰とでも友達になりその場をうまく盛り上げることができる人(人付き合いが苦にならない人)で、
こっち側はその逆、知らない人と話すのには勇気が必要で、相手も人見知りだったりすると、時に自分のことはさておいて「感じ悪い、この人」などと勝手に相手の印象を決めてしまい、後に何年も経ってからそれが誤解で、「なぁんだ、すごくいい人じゃん」などと、自分の勝手な思い込みを後悔してしまうことがよくあるタイプである。
オードリー若林くんは典型的なこっち側だとしても、水卜ちゃんまでそうだとは思わなかった。でも、二人がフリートークを繰り広げるこの番組を見ていると、「あぁ~水卜ちゃんもめちゃめちゃ繊細なんだなぁ」って、水卜ちゃんもこっち側だということがわかった。
そんな「こっち側の集い」に本当に完璧な王子様のような高橋海人くんが出て来て、「こっち側」の悩みを話すなんて本当に信じられなかった。世の男性達、かっこよくなって女性にモテたいと思っている男性達がもしこれを見ると何言ってるんだ!とブチ切れるかもしれない。海人くんのようなかっこいいビジュに生まれて、ダンスもかっこよく最近は若林くんと山里さんのたりないふたりを原作としたドラマ、「だが、情熱はある」での俳優としての演技も 目を引いた。海人くんを見ていると、まるで若様がこんなにかっこいい人・・・のような印象さえ受けて、若林君を忠実に再現したドラマではあったがやはりかっこよかった。
高橋海人くんの悩みは「バラエティ番組で笑いがとれない」ということ。
海人君、職業は王子なんだから笑いなんて取れなくてもいいんだよ。だって芸人さん達がたくさんいるじゃん、海人くんは自然のままいれば勝手に面白くしてくれるから・・・と私は思い、マネージャーさんにもそう言われたのだそうだけど、ロケなどで「冒険してみようか!」というスタッフがいるらしく、海人くんはこんなバラエティのスタッフさんに嫌われたくなくて、「もう呼ばない」とか「こいつセンスねぇなぁ」と思われたくなくて、つい素の自分じゃない自分を出してみんなに面白く思われようとして頑張ってしまうのだそう。
なんだか、海人君の気持ちもわからないではないけど、私はスノ担だけどSnow Manはちゃんとバラエティ班、ドラマ班、アスリート兼振付師、歌舞伎班(舘様だけだけど)などというだいたいの分類があって、もちろんみんなバラエティに出演した時は笑いを取ろうとして・・・
あ、そうか、海人君は王子だから無理することないって思ってたけど、スノだってやっぱりバラエティの時は全力で、ドラマ班のめめだってなんとか面白くしようとボケまくるものね・・そうだね、僕は王子だから、面白いこと何もしません!と何も努力をしない人は、やっぱり様々な番組から置いて行かれてしまうのかもしれないね。
でも、海人くんがそんなにスタッフさん達の思いになんとか答えようとして、その結果が自分が満足のいくものではなかったとしたら、それは編集の問題であり、アメトーークやさんまさんの番組でよく言われるのが、スタジオではうまくいかなかった・・と落ち込んで帰ってあとでオンエア見たらすごく面白く編集してもらっていたということだ。
若林君は、30歳で豪邸訪問とかのロケに行ったりして、何千万もするような高級時計のコレクションを見せられた時に、「俺、この先、もしも成功したとしてもこんな時計買わねぇし・・・」とか思っている自分がいて、細胞がどんどん死んでたんだけど、年齢を重ねた今ならわかることがあるという。
海人くんの悩み
笑いとれないからバラエティが苦手
流れに逆らえず言いたくないこと言っちゃう
ラジオに憧れ親友(ジョン茅ヶ崎)とプライベートラジオ(すごく楽しい、はみだしラジオ)
キャラ(ジョン茅ヶ崎)をまとってプライベートラジオ
絵日記がネガティブすぎる
店員の薦めを断れず買っちゃう
精神科医の広子ママこと、水島広子先生は、海人君はこっち側というより、すごく純粋で心の中が豊かな人なんじゃないかと・・つまりバラエティ業界にはおじさん達が作っている暗黙のルールがあり、海人君はそれに付き合わされてたじろいでいるのではないかと。そんな時に自分を否定しないで、たじろいでしまう自分もいるんだなと自己を観察して素敵な絵日記を仕上げてほしいとおっしゃっていた。
だから、海人くんの細胞がプチプチと死んでしまわないうちにまた次回、この集いを開くそうだ。
王子様には王子様の悩みがあり、でも、王子様という椅子にふんぞり返っているだけの王子より、ほんとうに豊かな感性をもった素敵な王子様なんだなということがわかりました。
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